第144回「ドイツと日本徹底比較〜こんなに違う戦後の歩み」

2015年10月12日

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00:13 オープニング| 04:11 本編前半| 15:32 小出裕章ジャーナル| 27:10 本編後半| 40:33 みんなジャーナル| 50:50 エンディング

Web公開 10月12日(月)
ラジオ放送日 10月9日(金)~16日(金)
※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください
ゲスト 木戸衛一さん(大阪大学准教授)
パーソナリティ 西谷文和(ジャーナリスト)
テーマ ドイツと日本徹底比較〜こんなに違う戦後の歩み

ラジオフォーラム

■ドイツと日本徹底比較〜こんなに違う戦後の歩み

戦後70年を迎え、東アジアで歴史認識をめぐる状況は混沌としています。その一方で、歴史認識についてブレを見せず、正面から対峙して周辺諸国の信頼を回復してきたかに見えるのがドイツです。

しかし、過去の反省を重視していたはずのドイツは、1999年ユーゴ空爆以来、NATO軍の一員として、戦争参加の道を歩んでいます。今回は、ドイツと日本の戦後の歩みを比較しながら、日本の将来をも彷彿とさせるドイツの裏表について、ドイツ現代政治がご専門の木戸衛一さんにジャーナリスト西谷文和がお聞きします。

■福島生業訴訟のいま〜みんなジャーナル

ラジオフォーラムでも以前にご紹介しましたが、「福島生業訴訟」を覚えていらっしゃいますか?この訴訟は、福島県民ら約4000人が国と東京電力に原発事故の慰謝料と原状回復を求めたものです。

原告は県内全市町村と隣県の住民で構成されており、精神的苦痛の根拠として「全員に共通する被ばくに対する健康不安」を挙げているのに対して、国側は、低線量被ばくについて「科学的には明らかな建康リスク増大の証明は困難とされている」として住民の不安は合理的ではないと主張してきました。

果たして、「福島生業訴訟」の現状はどうなっているのか? 国が主張する「20mSv受任論」の行方は?弁護団事務局長の馬奈木厳太郎弁護士のお聞きします。

■ドイツはなぜ脱原発に舵を切れたのか?〜小出裕章ジャーナル

ドイツは、2011年に発生した、福島第一原子力発電所の炉心溶融事故をきっかけに、エネルギー政策を根本的に変えました。世界中で、ドイツほど福島事故の教訓を真剣に考え、政策を大幅に転換させた国は稀有です。

そのため、2014年度、ドイツは再生可能エネルギーが26.2%にまで上昇しましたが、一方で電気代の高騰、それによる国際力の低下など問題も抱えるようになりました。

これらの事情を含め、今回はドイツの脱原発事情について、ドイツ現在政治学者、木戸衛一さんを交えて、小出さんにお聞きします。


 
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