第8回「被災地自治体の公務員のメンタルケア」

第8回目の放送は精神科医で立教大学現代心理学部教授の香山リカさんをゲストにお迎えしました。パーソナリティは活動家の湯浅誠。

「ニュースのたね」では柔道女子全日本代表での暴力問題を検証する第三者委員会をテーマに取り上げました。委員に名を連ねる香山さんは、問題は以前からあったと指摘。「全日本柔道連盟は当人同士の問題、選手個別の問題と捉えていたようだ。選手たちは全柔連全体の体質として取り上げたい思いがあった」とし、選手への聞き取り調査などの進捗を紹介しました。

京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんによるレギュラーコーナー「小出裕章ジャーナル」では、リスナーの方からのご質問でいただいた、福島で18歳以下の3人から甲状腺がん、7人からその疑いがあるとのニュースについて。小出さんはチェルノブイリ事故では4年後から甲状腺がんなど影響が出始めたとする認識が誤りとし、「発生率から見るとこれまででは考えられない高いもの。本当に放射能の影響かどうか調査するのが、本来の科学的態度だ」と指摘しました。

「ラジオのたね」では、秋田県藤里町にある福祉の拠点「こみっと」の活動の活動を取り上げました。引きこもりなどの方々の社会復帰の支援等を目的にした、地元特産の白神まいたけを使ったキッシュの製造・販売について、同町社会福祉協議会の菊地孝子さんに、お電話をつなぎインタビューしました。