第137回「冤罪はこうしてつくられる〜2人の被害者に聞く」

2015年08月24日

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00:15 オープニング| 03:15 本編前半| 12:30 小出裕章ジャーナル| 25:28 本編後半| 41:10 みんなジャーナル(電話インタビュー)| 50:19 エンディング

Web公開 8月24日(月)
ラジオ放送日 8月21日(金)~28日(金)
※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください
ゲスト 桜井昌司さん(布川事件冤罪被害者)、八田隆さん(「クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件」冤罪被害者)
パーソナリティ 今西憲之(ジャーナリスト)
テーマ 冤罪はこうして作られる〜2人の被害者に聞く

■冤罪はこうしてつくられる

ゲストは、いわゆる「布川事件」で強盗殺人犯の汚名を着せられ、29年間服役した後、無罪を勝ち取った桜井昌司さん。

1967年、茨城県利根町布川に住む大工の男性が自宅で殺害されているのが発見されました。そしてその事件から2カ月後、別件で逮捕されていた2人の若者が、強盗殺人容疑で再逮捕されました。そのうちのひとりがまだ20歳だった桜井さん。

裁判では、犯人につながる物的証拠がないまま、2人の自白が決定的証拠とされ、無期懲役の判決を受けました。それから1996年11月の仮出所まで、実に29年間、桜井さんは獄中に。しかし獄中からも、法廷でも一貫して無罪を主張してきました。そして、たくさんの支援者の協力もあって再審が開始、2011年5月に無罪判決を勝ち取りました。

犯人である前提で進められていく警察の取調べや留置は、恐怖に満ちたものだったという桜井さん。十分な情報が与えられないまま、つくられたストーリーに沿って嘘の自白を引き出す、そのシステムの実態とは? 警察や検察、司法のゆがみを冤罪被害者の視点で存分に語っていただきます。

また桜井さんは現在、ほかの冤罪被害者の支援や、取調べの可視化を求める運動などで幅広く活躍中。冤罪被害を根絶するには、警察や検察、裁判はどう変わるべきなのか、伺います。

また番組後半では2008年11月、「クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件」で、株式報酬の申告漏れを指摘された約100人のうち、たったひとり起訴された八田隆さんに、お電話でお話を伺います。

全く身に覚えのない容疑で家宅捜索され、在宅起訴された恐怖、また裁判で無罪を勝ち取るまでの紆余曲折を、現代日本の検察、警察、裁判官のあり方を見つめながらお話いただきます。また取り調べの様子を「検察なう」でツイートし続けたユニークなエピソードや、係争中の国家賠償請求訴訟への行方などについてお話いただきます。

インドとの原子力協定交渉の思惑〜小出裕章ジャーナル

インドへの原発輸出するとする原子力協定の交渉。原発を輸出すること自体が問題ですが、この協定には、また別の側面での問題点が。安倍政権の思惑とは一体なにか? 小出裕章さんにお答えいただきます。


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