第94回「孫たちへの証言~私たちの戦争の記憶を風化させない」

2014年10月27日

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00:32 オープニング| 03:58 本編前半| 14:34 小出裕章ジャーナル| 25:44 本編後半| 37:39 みんなジャーナル(電話インタビュー)| 48:02 エンディング

Web公開 10月27日(月)
ラジオ放送日 10月24日(金)~31日(金)
※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください
ゲスト 福山琢磨さん(自分史研究家)
パーソナリティ 景山佳代子(社会学者/大学講師)
テーマ 孫たちへの証言~私たちの戦争の記憶を風化させない

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■戦争の記憶を記録する「自分史」の意義とは? 

「自分史」と聞けば自分の人生を半ば誇らしげに振り返るのもの。多くの人がそういう固定観念を持っていないでしょうか?ところが今回のゲスト福山琢磨さんが注力する自分史研究は全く趣を異にします。

それは日々高齢化の進む戦争経験者たちが、「個々の視点から見聞きしてきた戦争を自分自身の言葉で残そうという試み。語り継ぐ対象である孫たちが学校で習う「お勉強としての戦争ではなく、お爺ちゃんやお婆ちゃんが実際に経験してきた「生々しい戦争」の記憶を残していこという試みです。

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『孫たちへの証言~私たちの戦争の記憶を風化させない』と題された証言集は1988年に出版が始まり、これまでに第27集を数えます。

なぜ、福山さんはこれほどまでに自分史作りに情熱を傾けているのか?なぜ26年もの長きにわたってこの試みが継続されているのか?

景山佳代子が、生々しい証言の数々をご紹介しながら、戦争の記憶を記録する意義について考えていきます。

■閖上子ども会議について~みんなジャーナル

宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)という地区をご存知でしょうか?3.11の東日本大震災による津波で、7103人いた住民の1割以上にのぼる750名もの犠牲者を出した地区として当時多くのマスコミに取り上げられました。

そんな惨事に見舞われた閖上地区はその後徐々に復興の道を歩み、2012年4月からは2年間にわたって「閖上子ども会議」が開催され、文字通り子どもたちが自ら新しい地域の街づくりについて考えてきました。

今回のみんなジャーナルは、この「閖上子ども会議」代表の菊池雄也くん(高校3年生)に、実際に話し合われた具体的な街づくりについて、そして今月(2014年10月)にまとめる予定だという会議の提言書についてお聞きします。

■なぜ規制委はSPEEDIを軽視するのか?~第94回小出裕章ジャーナル

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原発などで重大な事故が起きた際に放射性物質の広がりを予測するSPEEDI。福島第一原発事故では、ここぞという時に住民避難にできず大きく問題視されました。

そのような反省点を残しながらも、8月25日には原子力規制委員会が予算を大幅削減。さらに10月8日には、SPEEDIは原発事故の避難判断に使わないという方針が出されました。

この判断は何を意味するのか?SPEEDIに代わる代替案があるのか?小出さんが解説します。


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