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00:32 オープニング
04:50 テレビで伝えられること、伝えられないこと(前編)
16:08 小出裕章ジャーナル/使用済み核燃料の危険性
26:11 テレビで伝えられること、伝えられないこと(後編)
42:13 ゆめ風基金の取り組み
50:09 エンディング
Web公開 | 3月24日(月) |
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ラジオ放送日 | 3月21日(金)~28日(金) ※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください |
ゲスト | 阿武野勝彦さん(東海テレビプロデューサー) |
パーソナリティ | 石井彰(放送作家) |
テーマ | テレビで伝えられること、伝えられないこと |
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阿武野さんは、日本を代表するドキュメンタリー制作者として、テレビ・映画と幅広く活躍されています。これまでに、住民をだます公共工事の実態とその後を追いかけた『約束〜日本一のダムが奪うもの』などを演出。
またプロデューサーとして、初めて裁判官の執務室を密着取材した『裁判長のお弁当』、光市母子殺害事件を弁護団の側から描いた『光と影』、死刑判決を受けた被告の弁護活動を続ける安田好弘弁護士を追った『死刑弁護人』など、数々の名作・問題作を制作してきました。2009年日本記者クラブ賞、2012年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞されています。
最近では、テレビドキュメンタリー番組の映画館での上映を続けており、現在第6作目となる『ホームレス理事長』が全国で公開されています。「ホームレス理事長」は東海テレビ(愛知・岐阜・三重)では放送されたものの、全国放送はできない事態になりました。
番組は、高校を中退せざるをえなかった高校球児たちの受け皿として愛知県常滑市に設立されたNPO法人「ルーキーズ」を密着取材した。金策に走り回っあげく、電気・ガス・水道を止められ家賃滞納でアパートを追い出されて、ネットカフェで暮らす理事長を描いていきます。
なぜこの番組は全国放送できないのか、そこには単なる放送エリアの問題だけでなく、現在のテレビが抱える大きな問題が見えてきます。視聴者の感情だけに流されることなく、信念を持って現実や、異なる考え方を伝え続けている阿武野さんに「テレビで伝えられること、伝えられないこと」を、じっくりうかがっていきます。
「小出ジャーナル」では、小出裕章京都大学原子炉実験所助教に「全国でトラブルが続出している、使用済み核燃料の危険性」について詳しくうかがいます。小出さんは燃料棒には傷がつきやすいことや、過去に起きた原発事故の分析から、原子力発電所の構造的な欠陥を指摘されています。
「みんなジャーナル」では、1995年の阪神大震災後に障がい者が中心になって設立され、被災した障がい者や作業所に直接お金を届ける活動を続けているNPO法人「ゆめ風基金」代表の牧口一二さんに、電話で話をうかがいます。東日本大震災でも多くの障がい者が、地震や津波の犠牲となりました。災害弱者に何ができるのか、被災地の現実をまじえて、今後の方向性についてうかがいます。