00:12 オープニング| 01:51 本編前半| 13:45 小出裕章ジャーナル| 25:50 本編後半| 41:43 みんなジャーナル| 49:15 エンディング
Web公開 | 1月18日(月) |
---|---|
ラジオ放送日 | 1月15日(金)~22日(金) ※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください |
ゲスト | 青木理さん(ジャーナリスト) |
パーソナリティ | 今西憲之(ジャーナリスト) |
テーマ | 特定秘密保護法はジャーナリズムに何をもたらすか |
■圧力に屈しないメディアであれ
今回は、スタジオにジャーナリストの青木理さんをお迎えしてお送りします。テレビのワイド番組のコメンテーターや報道系のラジオ番組のパーソナリティで活躍中の青木さん。元共同通信の記者で、主にノンフェクションのルポルタージュを得意とされるフリージャーナリストです。
番組前半では、昨年成立した安全保障関連法の新聞報道を振り返り、安倍政権下で起きているメディアの二極化について考えます。特に与党側に好意的な新聞・テレビ各社は、企業としての社論を色濃く打ち出しており、社会で起こっている事実報道の公正さを欠いてはいないか? そのことは昨年8月30日にあった大規模な国会前デモ翌日の朝刊各紙を読み比べると明確だといいます。青木さんは、この日を「メディアの死んだ日」といい、戦後ジャーナリズムの最大の汚点のひとつだと指摘します。
番組後半では、特定秘密保護法の成立とメディアについて考えます。メディアによる報道取材が萎縮の傾向にあることを危惧する青木さん。同法違反容疑でメディアに強制捜査が入ること、これによってメディアにどのような影響が及ぶのか? 具体的に分析いただきます。
安倍政権のメディアに対する様々な圧力に対して、ジャーナリズムはどう立ち向かっていくべきか? じっくりと議論していきます。
■クロ現問題、そして萎縮するNHK報道体制を考える〜みんなジャーナル
元NHK職員で、元岐阜県御嵩町長の柳川喜郎さんにお電話をつなぎし、NHK不祥事に見る同局の弱体化、また安倍政権下での報道の萎縮などについて伺います。
またご自身が町政をめぐり暴漢に襲われ瀕死の重傷を負われた事件(時効成立)のご経験から、「力に屈せず声を上げることの大切さ」を考えます
■「中間貯蔵」に積もる不信〜小出裕章ジャーナル
東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た福島県内の放射性汚染土などが中間貯蔵施設の予定地(双葉町・大熊町)に搬入する作業が始まって10ヶ月が過ぎます。しかし環境省と予定地の地権者との交渉は難航し、用地確保はほとんど進んでいません。
小出さんは、中間処分場は必ず「最終処分場」になる指摘、すでに県外で発生した放射性廃物が持ち込まれることも懸念されています。迷走する原発事故による核廃物処理の行方について考えます。