第102回「メディアの病理、そして上手な付き合い方とは」

2014年12月22日

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00:33 オープニング| 03:04 本編前半| 14:31 小出裕章ジャーナル| 23:37 本編後半| 37:32 みんなジャーナル(電話インタビュー)| 47:71 エンディング

Web公開 12月22日(月)
ラジオ放送日 12月19日(金)~26日(金)
※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください
ゲスト 下村健一さん(慶応大学特別招聘教授)
パーソナリティ 石井彰(放送作家)
テーマ メディアとの上手な付き合い方とは

ラジオフォーラム

■2014年のメディア問題を振り返りながら

第102回は慶応大学特別招聘教授の下村健一さんとともに、2014年の日本のメディアを振り返ります。今年前半は、NHK会長や経営委員の失言が話題に。また後半には朝日新聞バッシングの問題が大きな注目を集めました。 2014年は日本のメディアにとってどんな意味のある1年だったのでしょうか?

下村さんはTBS退職後、2010年から2年間、内閣広報審議官として管直人首相のもと民主党政権の広報活動を支えました。その間、東日本大震災がありメディアを通して政府と市民をつなぐべく奔走。番組ではそんな下村さんに、朝日叩きのきっかけとなった吉田調書、吉田証言の取り消し問題の根底にある日本のマスメディアの病理、問題点についてじっくりと語っていただきます。

そして専門のメディアリテラシー、メディア教育の立場から、この時代だからこそ大切なメディアとの上手な付き合い方、つながり方のコツを、ご自身が発信する実験的なYouTube番組『下村健一の“知ってる?この話”』を例に挙げながら、語っていただきます。

■増え続ける放射性廃物〜小出裕章ジャーナル

小出さんは、「放射性廃棄物」という言葉を使わないといいます。放射性物質は決して環境に廃棄してはならず、「放射性廃物」と表現。福島第一原発の爆発事故から、おびただしい量の放射能が環境にばらまかれ、また廃炉作業が進むにつれ、さらに危険性が高い廃物が大量に生み出されています。

小出さんは、放射性廃物はもともとの所有者である東京電力に返すのが筋であるから、福島第二原発を放射性廃物の保管場所にすべきだと訴えます。番組では、放射性廃物とは何か、そしてそれらを、未来永劫にわたって安全に保管、管理していく術はあるのかについてじっくりと伺います。

■NHK籾井勝人会長の辞任を求める動きについて〜みんなジャーナル

NHKの元職員によるNHK籾井勝人会長の辞任および罷免を求める大きな動きについてレポート。ご自身が担当された従軍慰安婦をテーマにした番組が政府の圧力によって改ざんされた問題で、裁判を通して真実を公表された元NHKプロデューサー・永田浩三さんに、なぜ籾井会長に辞任をつきつけているのかについて、またNHK内と、OGOBなど周辺の人々の動き、考え方などを伺いながら、今の日本のメディアの危うさを検証します。


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