第101回「いま、新聞ジャーナリズムが危ない」

2014年12月15日

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00:32 オープニング| 04:04 本編前半| 15:24 小出裕章ジャーナル| 26:11 本編後半| 39:22 みんなジャーナル(電話インタビュー)| 50:09 エンディング

Web公開 12月15日(月)
ラジオ放送日 12月12日(金)~19日(金)
※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください
ゲスト 日比野敏陽さん(新聞労連前委員長・京都新聞記者)
パーソナリティ 景山佳代子(社会学者/大学講師)
テーマ いま、新聞ジャーナリズムが危ない

ラジオフォーラム

■なぜ新聞ジャーナリズムが危ないと言われているのか?

新聞ジャーナリズムは今2つの意味で岐路に立たされています。

ひとつは、12月10日に施行された特定秘密保護法により報道・表現の自由が大きく制約を受ける可能性が高い点です。いわば、権力側の秘密を暴き、国民を守ることが仕事であるジャーナリズムの役割が、まさに権力側のコントロール下に置かれようとしているのです。

またもうひとつ、新聞社の労働環境が急速に悪化していることにより、十分な取材活動に限界が生じている点です。新聞社は経営者判断により人員を削減。それにより、1人当たりの仕事が増加しているだけでなく、非正規雇用の従業員が増えることで社内差別が起きている現実があります。

ジャーナリズムの基本であった新聞は今どこに向かおうとしているのか? 今回は新聞労連前委員長で、京都新聞記者である日比野敏陽さんをゲストにお招きし、危機と言われるその実態に迫ります。

■普通の暮らしを奪われた人々の支援とは?~みんなジャーナル

皆さんは西村陽子さんという女性をご存知でしょうか?イラクと石巻、一見なんのつながりもない2つの地域で、あるひとつのコンセプトに基いて活動されている女性です。

そのコンセプトこそが「普通の暮らしを奪われた人々の支援」。イラクと石巻の人々が普通の暮らしを奪われている実態とはどういうものなのか?

そもそもなぜイラクと石巻だったのか?そして、それはどのような活動で、そこから西村さんは何を発見したのか?その意外な現実についてお聞きします。

■「アラブの子どもと仲良くする会」ブログ
http://nakayokusurukai.cocolog-nifty.com/

■特集シリーズ・福島原発のいま2〜汚染水対策と除染について~第101回小出裕章ジャーナル

福島第一原発事故でのALPS

12月と1月の小出裕章ジャーナルは、特集シリーズでお送りしています。

12月は「福島原発いま」、1月は「原発はなぜいけない」です。今回の特集は「福島原発のいま」の第2回目として、「汚染水対策と除染対策」についてお聞きします。

汚染水から放射性物質を取り除く対策として稼働している「ALPS(アルプス)」の現状と課題とは?

同じく取り除くための対策として、福島第1原発2号機海側トレンチ(配管などが通る地下トンネル)に溜まっている高濃度汚染水の抜き取り計画の実情とは?

さらに、東日本大震災復興特別会計として今年度に計上された2兆2千億円のうち、除染に5000億円以上が組み込まれている予算の使い方と実効の見通しについて。小出裕章さんが専門的に解説します。


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