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00:30 オープニング
03:12 事件捜査と裁判の真実、そしてマスコミは何を伝えて来たか?(前編)
16:30 小出裕章ジャーナル/ALPSの問題点
26:51 事件捜査と裁判の真実、そしてマスコミは何を伝えて来たか?(後編)
43:39 リスナーからのお便りご紹介
48:10 エンディング
Web公開 | 4月21日(月) |
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ラジオ放送日 | 4月18日(金)~25日(金) ※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください |
ゲスト | 江川紹子さん(ジャーナリスト) |
パーソナリティ | 今西憲之(ジャーナリスト) |
テーマ | 事件捜査と裁判の真実、そしてマスコミは何を伝えて来たか? |
■オウム事件の全容は解明されたのか?
時間をかけた丁寧な取材で社会問題を鋭くえぐり出、発信し続けているジャーナリスト・江川紹子さん。今回は筋金入りのジャーナリスト同士の、江川紹子さん×今西憲之の対談です。
番組前半は、いわゆる「パソコン遠隔操作事件」で拘留されていた片山祐輔(ゆうすけ)被告が、逮捕から389日後に保釈されたことを受け、事件捜査における証拠開示、取り調べの可視化、拘留期間の問題点について、徹底解説。
また番組後半では、江川さんのライフワークともなっているオウム真理教問題について。1989年に、息子がオウム真理教に出家した母親から脱会について相談され、坂本堤弁護士を紹介したことに端を発し、坂本弁護士一家は殺害されました。その後もオウム真理教問題の取材を精力的に進め、ご自身もオウムにホスゲンガスとう毒ガスを部屋に噴霧され暗殺されそうになったことも。
先月7日に、1995年の公証役場事務長・仮谷清志さん拉致など3事件に関与したとして、逮捕監禁罪などに問われた元幹部平田信被告の判決があり、懲役9年が言い渡されましたが、この裁判で一連のオウム真理教事件の全容解明はどれほど進んだのか? また、「走る爆弾娘」と言われた菊地直子被告の裁判も注目されました。
そのような中で、このカルト教団による未曾有の凶悪事件を、マスコミはどう伝えて来たのでしょうか? 今もそのような教団に精神的依存をぬぐえない若者がいる中で、報道の在り方、また若者への教育の在り方についても考えます。
■ALPSは、本当に汚染水問題の切り札なのか?〜第67回小出裕章ジャーナル
福島第一原発の汚染水処理の切り札とされる「多核種除去設備(ALPS)」。1日約750トンの汚染水が処理でき、トリチウムを除く62核種の放射性物質を汚染水から取り除くことができるとされるこの装置は、早期の本格稼働が期待されてはいますが、なかなかうまくは稼働していません。何よりも高濃度の放射能汚染がつづく過酷な現場における構築作業では、脆弱なつくりを認めざるをえない現状にあります。
仮に稼働したとしても、汚染水から大量の放射性物資を吸着させたゼオライトとの保管、処分の方法は確立されてはいません。本当にALPSは、汚染水対策の切り札なのでしょうか? 放射性物質の濃度を1千万分の一にする技術は、不可能に近い挑戦であると指摘する小出さん。その問題点を解説いただきます。
電話インタビューのコーナー「みんなジャーナル」のコーナーでは、普段なかなか取り上げることができていない、リスナーの皆様からのお便りをご紹介していきます。