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00:33 オープニング
03:41 原発事故を振り返る
13:26 小出裕章ジャーナル/特定秘密保護法と原発情報
25:20 原発立地の現実
41:47 避難を拒んだ住民に聞く
49:29 エンディング
Web公開 | 12月16日(月) |
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ラジオ放送日 | 12月13日(金)~20日(金) ※放送日時は放送局によって異なります。くわしくはこちらをご覧ください |
ゲスト | 井戸川克隆さん(元福島県双葉町長) |
パーソナリティ | 今西憲之(ジャーナリスト) |
テーマ | “故郷を放射能に占領された!” 元双葉町長が語る被災地の叫び |
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■私たちの町は東京の植民地 – 井戸川元町長に聞く
2005年から双葉町町長を務めた井戸川さん。福島第一原発の立地町として、原子力村とは深いつながりをもちつつ、町政を担ってきました。
倒産寸前だったという厳しい財政事情を抱える町としては、地域の発展は原子力頼り。そこに東日本大震災、原発事故が起き、揺れている最中に「原発はもうもたない」と直感したといいます。
それから町の最高責任者として、壮絶な日々を過ごします。そして今もなお、町民を守りきれなかった後悔の念を背負い続け、国や東京電力の無策や横暴を様々なシーンで訴えつづけています。
「私たちの町は、東京電力の、言い換えれば東京の植民地だった」。福島第一の裏で水蒸気爆発の音を聞いた。自ら被爆をしながらも、「今まで通りの町を取り返せるまで、決してあきらめてはいけない」と訴えつづける井戸川さんに原発、そして被災地の今を語っていただきます。
■警戒区域・福島県楢葉町から避難しなかった住民に聞く
福島第一原発事故後、厳しく立ち入りが制限される警戒区域の自宅に残り、92歳の寝たきりの母を介護、看取った伊藤巨子(なおこ)さんに電話でインタビュー。
伊藤さんはなぜ避難を拒んだのか? 水もガスも出ない家でどのように暮らしたのか? そして、ラジオを聴いている多くのリスナーへ伝えたいことなど、お話いただきます。
■原発と特定秘密保護法 – 第49回小出裕章ジャーナル
国民が知るべき大切な情報の数々が、国家によって秘密とされ、そこにはチェック機能が実質的にはなく、ブラックボックス化してしまうことが危惧される特定秘密保護法が可決。そんな中、とても気になるのが原発をとりまく情報の機密化です。
担当大臣は「原発は特別秘密ではない。しかし、原発警備は特別秘密」と述べていますが、建設、構造、事故などに関する重要な情報の中でも、都合の悪いものが隠匿されないとも限りません。
一方で原子力基本法では、自主、民主、公開が柱。今回は、原子力研究に長年携わってきた小出さんに、原子力開発の機密について、これまでの国の考え方と法案成立後の懸念点を伺います。