ゲスト | 石戸奈々子さん(NPO法人CANVAS代表) |
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パーソナリティ | 湯浅誠(社会活動家) |
テーマ | IT時代、子どもを心豊かに育む教育とは |
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00:33 オープニング
06:03 CANVASの取り組み
14:50 小出裕章ジャーナル/トリチウムの特性とは
26:34 子どもたちの創造力の底上げを
43:09 “介助”を広げるNPO法人日本ケアフィットサービス協会の取り組み
49:38 エンディング
■知識の詰め込み教育から1歩進んだ取り組みを
「子ども向け参加型創造・表現活動の全国普及・国際交流を推進するNPO」として、子どもたちの創造的な学びの場、21世紀に相応しい学びの場をつくることを目的とするCANVAS。「こどものための創造の場と表現の場を提供し、豊かな発想を養う土壌を育てる」、この目標に向けて、造形・デザイン・イラスト・絵画・電子工作・映像・ゲーム・身体表現・自然、環境、街づくり・・・さまざまなワークショップで、学びの場を提供している。
CANVAS代表の石戸さんは「これまではどれだけの知識を頭に入れたかに力点が置かれていた。これからは1歩進んで、数ある情報の中から取捨選択し、新しい価値を作り出す力を伝えたいと考えている」とコンセプトを語った。
経団連による調査では、企業が新卒採用者に求める能力として最も挙げるのが「コミュニケーション力」。しかし学校でその能力を高める教育が行われていないのが現状で、そのギャップに問題があるとする。
CANVASでは映画、音楽、アニメ。そうした創作活動を展開するワークショップを開いている。石戸さんは「かつては学びと遊びは一体のものだったが、それがいつしか学びは苦痛を伴うものとなってしまった。それを再び一体にものとし、楽しくワクワクできる場を提供したいと考えている」と活動内容を語った。
■日本中の子どもたちの創造力の底上げ
書籍、テレビ、ゲーム、携帯電話…新たなメディアが登場すると、教育界ではそれに対する批判の声が巻き起こる。それらは時間が解決する面があると、石戸さんは指摘する。「子どもたちは今や、タブレットや携帯などが不可欠な生活をしている。ならばそれにしっかりと向かい、健全に使えるようになる教育の場を設けることの方がよほど価値がある」。
公教育のあり方を変えたいと、展望を語る石戸さん。「情報化がキーポイント。教科書の内容を覚えることから、情報デバイス等を通じて交流し学び合う場を作ることが必要だ」。
■福一、地下水汚染の今後 – 小出裕章ジャーナル
先月18日、東京電力は、福島第一原発で、高濃度汚染水約300トンが漏れた地上タンクの近くにある地下水観測用井戸から、トリチウムが1リットル当たり79万ベクレルが検出されたと発表した。
このトリチウムとはどのような性質なのか、そして汚染水中の放射性物質の総量の管理とその問題点について、小出さんに伺った。