ゲスト | 湯浅誠(社会活動家) |
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パーソナリティ | 石丸次郎(ジャーナリスト) |
テーマ | 日本の民主主義を考える/大阪駅ホームレス襲撃殺人事件から1年 |
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00:30 オープニング
02:10 小出裕章ジャーナル/JCO臨界事故を振り返る
13:45 リベラル再結集の可能性
25:37 ホームレス問題の現在
37:09 湯浅への質問コーナー
46:50 エンディング
■元内閣府参与・湯浅誠が考えるリベラル再結集の可能性とは?
当番組のパーソナリティを務める湯浅誠がゲストとして登場。現下の政治状況について持論を語った。
衆参両院での大勝を受け、改憲や特定秘密保護法など安倍自民党はやりたい放題の状態。その一方でリベラルの再結集について、湯浅は「誰もが思っていることだが、具体化には至っていない」とする。
オイルショック、冷戦集結、リーマンショック。高度経済成長期以降、政治的・経済的な変動が3度あったと分析する湯浅。「構造自体を変えないと保たない。そういった意識、ベースが盛り上がる時期だった。次はいつ盛り上がるか、盛り上げられるか、3、5、7年ぐらいのスパンで考えていくことが必要」と語った。
■なぜ今、ホームレスの現状が見えなくなっているのか?
長らく貧困問題に取り組んできた湯浅。行政の発表によるとホームレスの数は減少傾向にあるとされているが、湯浅は問題が見えにくくなっているだけだと指摘する。「昼間、テントの数を数えて調査する。テントの数が減ればホームレスが減ったことになる。あるいは路上ではなくネットカフェなどで寝泊まりしている人は数に入らない。友人宅を転々としていたり脱法ハウスで暮らしていたり、広い意味でのホームレス状態の人は増えているのではないか」。
■大阪駅ホームレス襲撃殺人事件から1年
JR大阪駅周辺でホームレスの男性5人が相次いで襲われ富松国春さん(当時67)が死亡した事件から、およそ1年が経過した。ラジオフォーラムによる現地取材からは、ホームレスが日常的に暴行や嫌がらせを受ける現状が垣間見える。寝泊まりする場所を人通りの少ない場所や交番の近くにするなど工夫。またスラックスにワイシャツなど、一見すると野宿者とはわからない人も多くいたという。
バブル崩壊で深刻化したホームレス問題。かつては日雇い労働経験者が多かったものの、現在ではその経験がない人が多くなっている。湯浅は「日本全体の低所得化が止まらない。いろんなルートでホームレス状態に陥る可能性がある」とする。
また日本には行政のシェルターも少ない。「シェルターは単に雨露をしのぐだけでなく、支援の入口になるもの。しかし現在はホームレスの存在が、ネットカフェなどそれぞれのプライベートな空間に分散してしまっている」と、湯浅は問題の見えづらさを指摘した。
■JCO事故から14年・小出裕章はなぜこの事故にこだわるのか? ~第39回小出裕章ジャーナル
1999年9月30日に茨城県東海村核燃料加工施設JCOで発生した臨界事故は、現代の核関連施設としてはありえない事故として語り継がれている。
14年が経ってもこの事故の教訓を執拗に語り継いでいる小出裕章さんの思いとは?
- (日本弁護士連合会)
- 特定秘密保護法案に関するトピック(朝日新聞デジタル)
- ホームレス襲撃で少年5人を逮捕 大阪、殺人や傷害の疑いで(2012年11月22日付日経新聞)