第14回「原発事故と福島の子どもたち」

2013年04月16日
ゲスト おしどりさん(漫才師)
パーソナリティ 今西憲之(ジャーナリスト)
テーマ 原発事故と福島の子どもたち
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07:19 ニュースのたね/福一での停電事故
15:05 小出裕章ジャーナル/原発事故のメカニズム
30:07 はなしのたね/原発事故と福島の子どもたち
43:17 ラジオのたね/飯舘村の現状
52:58 エンディング

第14回放送のゲストは夫婦で漫才コンビを組む「おしどり」のマコさんとケンさんのお二人。パーソナリティはジャーナリストの今西憲之。通常は大阪で行う収録を東京で行い、関西弁があふれるにぎやかな回となりました。

ラジオフォーラム

「ニュースのたね」では、3月18日に福島第一原発で起こった停電について。東京電力の記者会見に出席してきたマコさん。今回の停電の原因が機器の不具合であるとしたり、“事故”ではなく“事象”という表現を使ったりしているとの今西の指摘に対し、「復旧に関わった作業員はかなり被曝している。作業計画や被ばく線量の管理についてどうなっているのか、今のところ聞いているが回答がない」と、東電の情報公開の遅さや隠蔽体質を批判しました。

京都大学原子炉実験所の小出裕章さんによるレギュラーコーナー「小出裕章ジャーナル」では、福島第一原発事故の発生状況を振り返りました。

1号機で起きた爆発の原因やメルトダウンのメカニズム、過程を解説いただきました。事故当時、マスコミなどに登場した専門家からは明瞭な解説がなかったと今西が問うと、小出さんは「マスコミに出られる人々はいわゆる原子力ムラの側で、メルトダウンなど起きないと言い続けてきた。事故のことを口にしたくなかったか、よほど無知だったかのどちらかだろう」と指摘しました。

ラジオフォーラム

「はなしのたね」では原発事故の子どもたちへの影響について。マコさんは取材を通じて、「積算線量を測るを福島県の子どもたちがきちんと付けているか、というとそうでもなく、自治体判断で付けていないところも多い」と指摘しました。また線量データの情報などが公開されない現状についてもレポートいただきました。

さまざまな市民活動やイベントを紹介する「ラジオのたね」では、飯舘村の方にお電話をつなぎました。原発事故で高線量に見舞われ避難するにいたった経緯や、同村の子どもたちへの対応の現状についてご解説いただき、「村を復興させるためにどこを向かうべきか、まだわからない。タイムカプセルに入っているような状態」と現状を語っていただきました。

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