■ゲスト:保坂展人さん(東京都・世田谷区長)
■パーソナリティ:湯浅誠(社会活動家)
■テーマ:市民・地域の力でできること
■放送日:2013年4月6日(土)〜12日(金)(収録日:2013年3月19日)
■音楽のたね:中村八大『太陽と土と水を』
※著作権の関係によりアーカイブ中での楽曲放送はありません
■放送内容のサマリー
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第13回は、東京都・世田谷区長の保坂展人さん をゲストにお迎えしました。パーソナリティは社会活動家の湯浅誠。
「ニュースのたね」のテーマは生活保護問題について。平成25年度政府予算案によると8月から、ほとんどの世帯で生活扶助費が減額されます。生活保護が憲法の保障する生活の最低基準となることから、湯浅はその他のさまざまな基準、ひいては生活保護世帯以外に影響が及ぶとの懸念を示しました。
保坂さんは「生活保護に連動させ他を下げるかどうか、慎重に判断する。そう意味では自治体が判断の、最後のとりでになるのではないか」と応えました。
「はなしのたね」では、世田谷区での「電力の自由化」や「エネルギーの地産地消」などの施策を交え、「市民・地域の力でできること」をテーマに語り合いました。保坂さんは福島県南相馬市で発電された電力を共同購入し被災地支援につなげるなど、施策の内容を紹介。
「電力を使う側の視点を大切にし、エネルギー改革の情報とチャンスを広げる。そういった現場を通じて制度を変えていく」と意気込みを語りました。
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんによるレギュラーコーナー「小出裕章ジャーナル」では、原子力発電について基本を学びたいというリスナーの声も多いことから、原発の構造やその危険性について基礎知識をおさらいし、その問題点を考えました。
小出さんは「原発は発生させたエネルギーの3分の1しか電気につながらず、大変非効率」と指摘。電力の発送電分離が実現した場合、原発は立ち行かなくなると見通しました。
さまざまな市民活動やイベントを紹介する「ラジオのたね」では、北海道中頓別町の「黄金湯(こがねゆ)」の店主・渡辺由起子さんにお電話をつなぎました。黄金湯は小規模多機能の“町のお風呂屋さん”をコンセプトに、閉鎖されていた銭湯を復活させたもの。渡辺さんは「燃料は地域のボランティアに集めていただいた薪。地域の交流の場であり、町の共有財産になっている」と、コミュニティスペースとしての機能をご紹介いただきました。
(了)
■次回14回放送のご案内(詳細はこちら)
・放送開始:2013年4月13日(土)〜
・Web公開:2013年4月16日(火)
・ゲスト:おしどり(漫才師)
・パーソナリティ:今西憲之(ジャーナリスト)
・テーマ:原発事故と福島の子どもたち
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