番組パーソナリティ
ラジオフォーラムをナピゲートするパーソナリティをご紹介します。
石丸次郎
ラジオというのは、実は聴くのも出て喋るのもとっても楽しいメディアです。そこにネットによる発信を融合すれば、ほんまに新しいジャーナリズムのカタチを作れるかもしれない、そんな期待でワクワクしています。存続運動に携わった多くの方の支援によって「たね蒔きジャーナル」からラジオフォーラムに手渡しされた種は、なんとか小さな芽を吹くことができました。その種を、しなやかでしたたかな茎と葉を持つジャーナリズムに育てていきたいなあ。 これって、とっても楽しい作業やと思いますよ。
いしまる じろう / 1962年大阪出身のジャーナリスト・アジアプレス共同代表。朝鮮半島取材25年。北朝鮮内部にジャーナリストを育成している。専門誌「リムジンガン」編集発行人。「北朝鮮に帰ったジュナ」(10年NHK・HV特集)など。
今西憲之
まいど、いまにしです。たね蒔きジャーナルには、原発ネタで出演をさせて頂きました。福島第一原発をこの目で見て、原発潜入ルポを書いて、政府や東京電力からめちゃめちゃ、言われました。けど、たね蒔きジャーナルは報じるべきこと、きちんとやると、ええ放送してくれました。たね蒔きジャーナルの精神を胸に、大阪弁でしゃべりまっせ!
いまにし のりゆき / 大阪在住のジャーナリスト。週刊誌や月刊誌で、ニュースを追いかける。著書は、『福島原発の真実 最高幹部の独白』 (朝日新聞出版)『私は無実です 検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日』(朝日新聞出版)『闇に消えた1100億円―巨大詐欺・大和都市管財事件国賠の闘い』(花伝社)など。ブログはこちら。
景山佳代子
「たね蒔きジャーナル」の存続活動や、「ラジオフォーラム」としての再出発などについては以前から知っていましたが、まさか自分がこんな熱い思いから生まれた番組に参加することになるとは、思ってもいませんでした。ラジオフォーラムのパーソナリティを務めることで、自分が、誰かと誰か、何かと誰か、そして社会と人とをつなぐメディアになれるといいな、と思います。そしてそんなつながりの芽をラジオフォーラムを通じて、みなさんと一緒に、ゆっくりと育てていければと、願っています。
かげやま かよこ / 大阪市在住。神戸女学院大学文学部専任講師(社会学)。著書は『性・メディア・風俗:週刊誌「アサヒ芸能」からみる風俗としての性』(ハーベスト社)ほか。最新刊は内海博史編(共著)『現代社会を学ぶ:社会の再想像=再創造のために』(ミネルヴァ書房)。
谷岡理香
「ラジオフォーラム」に新しいパーソナリティとして加わりました。テレビ・ラジオニュースの世界で約20年働きましたが、その中で、大きな正義や中立、客観以外にもジャーナリズムはあるのではと感じてきました。個人的なことは政治的なことです。日々の暮らしの中で培われる男女観等は災害や事故の時に顕著に現れます。メディア界に多様な人材を増やすことが豊かな社会づくりのために必要です。こうした問題意識を大切に放送に臨みたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
たにおか りか / 東海大学文学部広報メディア学科教授、 元テレビ高知アナウンサー。東京でフリーランス・アナウンサー等を経て2003年より大学教員となる。関心分野はメディアとジェンダー。主な著書 『放送ウーマンのいま-厳しくて面白いこの世界-』共著(ドメス出版)、『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス-13局男女30人の聞き取り調査から-』共編著(大月書店)。
西谷文和
たね蒔きジャーナルでは、アフガンのカンダハルから「緊急生電話出演」をさせてもらったことがあります。米軍の誤爆で傷ついた少女の病床から、怒りを込めてレポートしたのが昨日のことのように思い出されます。 今回、自主独立したラジオ番組を立ち上げることになり、「雨降って地固まる」結果になればいいな、と思っています。責任重大ですが、あまり気負わずに、「大阪弁で戦場レポート」していきたいです。
にしたに ふみかず / 主に中東を取材するフリーランスジャーナリストで、「イラクの子どもを救う会」代表。06年度「平和協同ジャーナリスト基金賞」を受賞。テレビ朝日「報道ステーション」や読売放送「ニュースten」などに出演。著書は『オバマの戦争』(せせらぎ出版)、『戦火の子どもたちに学んだこと-アフガン、イラク、福島までの取材ノート-』(かもがわ出版)など。
矢野宏
8人目のパーソナリティーに加えていただきました「新聞うずみ火」の矢野です。うずみ火とは、灰の中に埋めた炭火のこと。消えることなく、翌朝、新たな火種となる、うずみ火に「反戦」「反差別」の思いを託したミニコミ紙を毎月1回発行しています。ラジオフォーラムにはゲスト出演したことはありましたが、パーソナリティーは初体験。自分の話だけではなく、ゲストの話をどう引き出すかを考えねばならず、初回からダメ出しの連続でした。ことしは戦後70年。誰が泣いているのか、その横に立って汲み取った声なき声を、番組の中でお届けしたいと思います。
やの ひろし / 新聞うずみ火代表・フリージャーナリスト。ラジオ大阪やKBSラジオでコメンテーターとしてニュースをわかりやすく解説してきた。2014年度「平和・協同ジャーナリスト基金賞」奨励賞。2002年4月から2015年3月末まで関西大学非常勤講師。主な著書に、『大阪空襲訴訟を知っていますか』『空襲被害はなぜ国の責任か』『大阪空襲訴訟はなにを残したのか』(いずれも、せせらぎ出版)、『関西電力と原発』(高橋宏と共著/西日本出版)など。
湯浅誠
「たね蒔きジャーナル」打切りの噂が飛び交い始めた2012年8月上旬、たまたま大阪でも活動していたことから、存続活動に関わることになり、事務局を担わせてもらいました。ラジオフォーラムのみなさん、小出裕章さんとは、この活動がご縁で知り合った方たちばかりで、私自身にとってもご縁の広がる機会となりました。特に、1,000万円を超える市民の寄付が寄せられたことには勇気づけられました。私は一人の活動家であり、ジャーナリズムの専門家ではありませんが、ラジオフォーラムを通じてひとりひとりの社会を変える動きを取り上げていければと思っています。どうぞよろしくお願いします。
ゆあさ まこと / 反貧困ネットワーク事務局長、自立生活サポートセンター・もやい理事、元内閣府参与。日本の貧困問題に取り組む。主な著書に『反貧困』(岩波新書)、『どんとこい! 貧困』(イースト・プレス)、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日新聞出版)など。公式WEBサイトはこちら。
石井彰
いまラジオは存続の危機を迎えています。聴く人が少なくなり、スポンサーが集まらなくなりました。その原因は安易な作り方の生ワイド番組ばかりが増え、かかる音楽も一部のJ-POPばかりになったからです。危機を打開するには「たね蒔きジャーナル」のような報道ジャーナリズムをラジオに取り戻して、市民がスポンサーとなり、番組を支え参加することだと思います。右傾化する冬の時代に「自由な言論の広場」を作りましょう。
いしい あきら / 1955年生まれ。TBSラジオ「永六輔の誰かとどこかで」演出。多くのラジオ・テレビドキュメンタリー番組を構成。民間放送連盟賞、ギャラクシー賞など受賞多数。武蔵大学社会学部非常勤講師。